よろず相談所 開業2025.7.26
2025年7月26日(土)、酒谷研究室よりよろず相談所の看板が贈呈されました。これは、先日行われた、大塚雅之先生特別講演会(大塚雅之先生特別講演会」開催 (2025.3.1) )の懇親会にて、新学部長に拝命された山口先生(現・学部長)から、「大塚先生は、これからよろず相談所を開くそうです。」というお話がありました。長年にわたり建築学部を牽引されてきた大塚先生は、現在「相談役」として、多くの学生・教職員から頼られる存在です。その温かい人柄に惹かれ、悩みや相談事を打ち明ける人が多く見受けられます。まさに“町のご意見番”のような役割を自然と担い、教員、学生、OBなど、誰もが気軽に立ち寄り、人生、進路、設計、そして日常の些細な話題まで、ジャンルを問わず語り合える場所となっています。そんな「よろず相談所」にふさわしく、さらに誰もが立ち寄りやすい場所となるように、その看板が設けられました。
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山口先生のお話を受け、酒谷研究室のProject Y(よろず相談所 看板)として約半年前より始動した。コンセプトづくりからデザインの検討、素材の選定、加工・仕上げまで、学生たちの手で丁寧に作り上げられました。制作過程では、長年建築学部を支えてきた大塚先生への感謝と尊敬の念を込め、「この場所がより愛されるように」という願いが込められています。贈呈時には、研究室のメンバーと大塚先生が集まりました。学生たちから手渡された看板を見た大塚先生は、照れながらも嬉しそうに微笑んでいました。看板に刻まれた文字、丁寧に磨き上げられた質感は、半年にわたる努力と想いの結晶です。また、製作過程をまとめたプレゼンテーションによって、関わられた皆様の記録と共有できたことで、大変喜んでいられました。この看板が掲げられることで、「よろず相談所」はこれまで以上に人が集い、語らい、繋がりを深める、かけがえのない場所となるでしょう。
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後記として、大塚先生は、「皆さんに、うまく乗せられた感がありますね。「人となれ奉仕せよ」の校訓の精神は大切ですね。また、酒谷研に感謝ですね。学部を面白く、活気あるものにしてゆきましょう。」と話されていました。
これからも多くの人がこの扉を開き、大塚先生とともに新たな一歩を踏み出していくことでしょう。学部長としての任期を終えられても、「相談所」の物語は、ここから新たに続いていきます。(文責 菊地亮太郎)