【建築・環境学部10周年記念】連続シンポジウム10周年記念式典開催 (2023.10.28) - 関東学院大学|建築・環境学部|大塚研究室

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【建築・環境学部10周年記念】連続シンポジウム10周年記念式典開催 (2023.10.28)

カテゴリ: 研究室のイベント 公開日:2023年11月01日(水)

 

 建築・環境学部創設10周年を祝して、講演会・パネルディスカッション・懇親会が執り行われました。


 柳澤潤教授の司会のもと、山口温学科長が開会の挨拶をした後、小山嚴也学長より祝辞を頂きました。小山学長は、世の建築系学部の学部紹介のうち、建築・環境学部は特色があり、面白味のある学部に感じると仰ってくださいました。そのなかでも、本学部は10年以上前からコンセプトに「環境」と「時間」という軸を取り入れ先進的な取り組みを行っており、現代で重要視されている「sustainability」に関して先取りされていることが強い魅力となっていると激励の言葉を頂きました。

 

 第一部の講演会では大塚雅之学部長より「建築・環境学部の創設から現在、そしてみらいへ」と題して、大塚先生の工学部建築学科学科長時代から現在までの取り組みについて創設当時の貴重な秘話をまじえてお話していただきました。お話のなかで、学部設立前に行われた議論が今の礎となっているとあり、他の建築学部と違い、「環境分野」を一年次から学べることや、5号館を通して体験しながら学べることも、学部理念を長時間かけて考えてくださった先生方がいたからだと感じ、心から感謝したいと思いました。また、講演の中で故 湯澤先生が大塚先生に「学部長の資質は対外性とリーダーシップだ。大変だが、俺の後はお前が長期安定でやれ」と激励されたと述べられ、大塚先生が私たちに説いてくださる対外性やリーダーシップの原点がここにあったのかと思うと同時に、このお言葉で9年も学部長を続けられている大塚先生と湯澤先生の絆(信頼関係)を羨ましく感じました。
 基調講演では、現在独協大学外国語学部交流文化学科に所属されているリサ・ゲイル・ボンド教授から「Pens and Pencils」と題して、建築・環境学部の一員として携われたことに関して、大塚研究室OG木村彩芳さんが鉛筆とペンで描かれた大塚先生の似顔絵をまじえて、大変ユーモア溢れるご講演を賜りました。京都文教大学で教員をされていた時の経験から、建築・環境学部創設時には「少しでも学科の貢献がしたい」と強い気持ちをお持ちだったとお話されており、自分がいる意義(居場所)を確立された結果、COVID-19前に行われていたハワイでのサービスラーニングや英語学習に建築を取り入れた教材の作成など、学部10年の歴史では外すことができないほど多大なる貢献をされたのだと知ることができ、とても興味深かったです。

 

 第二部のパネルディスカッションでは遠藤智行教授、神戸渡教授、粕谷淳司准教授、酒谷粋将准教授をお迎えし、大塚先生のお話にあった大学院のあり方、コース配属人数、専門性を追求するだけではない総合設計について、ボンド先生のお話にあったそれぞれの先生が「学部に貢献できること」についてお話していただきました。会場におられた方々、オンラインで聴講いただいた方々には大塚先生の建築・環境学部の未来への覚悟と気概を肌で感じられたかと思います。改めて創立10周年の祝福とともに、今後10年の明るい未来を祈ります。

 

 第三部の懇親会では先生方、企業の方々、学生、OB・OGが一同に介し社交の場として乾杯しました。各々が交流する姿が多くみられ、感染対策が緩和されたこともあり、コロナ前の活気を取り戻しているように感じました。来たる12月2日(土)には秋元孝之教授による講演会が横浜関内キャンパス テンネー記念ホールにて開催されます。併せまして講演会後には大塚研究室主催のOB・OG会を開催いたします。ご連絡届いていない方がおられましたら、下記の幹事までご連絡頂けますと幸甚に存じます。

 

修士1年 高山 拓徳(たかやま ひろのり)
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修士1年 藤田 安奈(ふじた あんな)
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10周年記念式典開催に際しまして、ご尽力いただきました先生方、学生、参加くださいました企業の方々、OB・OGの方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。今後とも建築・環境学部をよろしくお願いいたします。


 

 

以下、建築・環境学部から

 

 建築・環境学部は2013年発足以来、専門的な学術理論とその応用、社会実践の基礎となる諸知識を教育の理念として、また建築・環境学の修得を通して、創造的な取り組みが出来る職能人、技術者、研究者の育成と社会への輩出、さらには「理系/文系」の枠組みを超えた建築・環境学の総合的な全体像を実践的に理解することを教育の目標に掲げてきました。

 そして2023年現在、各地で起こる大災害への防御意識、SDGsやサステナビリティに対する意識は10年前と比較しても格段と進んだように思えます。私たちは今まさに総合的学問として、建築・環境学とは何か、を新たに定義する必要がある時代の中にいると言えるのではないでしょうか。

 こうした状況の中、今回の連続シンポジウムは各界で活躍される建築家、エンジニアの方をお招きし、本学建築・環境学部のこれまでの10年を振り返りながらも、これからの10年、20年先を見据えた教育とその実践の展開、さらには次の時代へ向けて、建築・環境学部のあり方を学生、OBの皆さまならびに本学関係者一同と共有させていただければ幸いです。

 

 建築・環境学部 一同

 

 

 

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