50th International Symposium CIB W062(2025.08.23~30)
CIB W062がアメリカ・マイアミで開催されました。大塚研究室からは、大塚先生、修士2年の相澤幸司、修士1年の菊地亮太郎が現地参加、修士1年の田中優也、博士2年の木村彩芳がオンライン参加しました。また、今回のCIBでは、4つの論文形式が設けられ、その中から査読論文の投稿を行いました。
8月25日・26日にはテクニカルセッションが開催され、各投稿者によるプレゼンテーションが行われました。質疑応答では、言語の壁を越えて活発な意見交換が行われ、研究への理解を深める貴重な機会となりました。
8月27日のテクニカルツアーでは、先ず海洋関係の研究施設を有するマイアミ大学のキャンパスを見学しました。ここでは、地球温暖化への取り組みについて、私たちの視点とは異なる研究や、実環境に近い波や風を再現できる実験装置を用いた海洋波緩衝システムの研究などの案内をしていただき、学びの多い時間となりました。
その後、キューバ革命を契機に形成された「リトルハバナ」を中心に市内を巡り、町の歴史や文化を肌で感じられる貴重な機会となりました。夕食ではCIB W062主催のガラディナーが開かれ、多くの国々の方々と交流し、文化について語り合うとともに、前日までのセッションで語りきれなかった研究内容をさらに深める機会にもなりました。
最終日には調査団全体でマイアミ市内を視察しました。代表的な視察先の一つである「One Thousand Museum」は、高さ215m、62階建ての超高層住宅タワーです。建物の外観はマイアミの海や波を想起させ、都市と自然を結びつける象徴的な建築といえます。また、大規模な商業施設やモールの視察後、夕食で再びリトルハバナを訪れキューバの海鮮料理を味わい、その土地ならではの食文化に触れることができました。
今回の視察及び学会参加を通じて、言語の壁を越えて研究発表を行う経験に加え、実際に現地へ訪れ異なる文化や価値観に触れたことで多くの気づきを得ることができました。また、各国の研究者や学生と交流する中で、自分たちの研究の位置づけを改めて見直す機会となり、同時に今後の課題や可能性も明確になりました。(文責:菊地亮太郎)
以下に大塚研究室の発表者並びに題目を記載します。(〇は講演者)
〇相澤幸司・木村彩芳・大塚雅之・柳宇
Examination of aerosol dispersion in drainage stack system
〇菊地亮太郎・大塚雅之・重藤博司
Simulation method for multi-toilet horizontal drain branch pipe system for offices
〇(オンライン)田中優也・木村彩芳・大塚雅之
Research on the state of IRPs generated in a toilet booth
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