NPO 給排水研究会 創立40周年記念行事の開催 (2023.11.10) - 関東学院大学|建築・環境学部|大塚研究室

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NPO 給排水研究会 創立40周年記念行事の開催 (2023.11.10)

カテゴリ: 研究室のイベント 公開日:2023年11月13日(月)

 NPO 給排水研究会 創立40周年記念行事がTKP市ヶ谷カンファレンスセンターにて開催されました。本研究会は1984年に、初代会長の紀谷文樹先生(東京工業大学名誉教授)の呼びかけにより「国際的視野に立って給排水設備分野の研究及び技術水準の向上と情報交流に努めるとともに、会員相互の親睦を図ること」を目的とし創立されました。大塚先生は、2017年から7代目会長としてご尽力され、給排水研究会は40周年を迎えました。


 第一部の記念式典では、参加者約180名を前に会長理事の大塚先生からの挨拶に始まり、来賓の建築設備技術者協会会長の赤司様からのご挨拶、海外の先生方からのビデオメッセージもいただきました。また、長年研究会に尽力された方々に感謝状の贈呈も行われました。


 第二部の記念講演会では、創立40周年のテーマである「水の未来」を元に、WOTA代表取締役の前田様からお話をいただきました。前田様は、幼い頃から興味を持っていた生物の領域から水道インフラに関心を持ち、その思いを形にするためにベンチャーを立ち上げ事業を行っています。現在の日本は、上下水道を土木インフラとして整備しており、過密地域、過疎地域関係なく水道網が張り巡らされています。しかし、過疎地域においてはこれらのインフラを維持することが財政を逼迫するとともに、大災害に対して貧弱であるというデメリットがあります。このような問題に対し、前田様は、上下水道をインフラではなく製品として捉えた上で、建物ごとに水処理を行う設備の開発に尽力されました。これらの設備のプロトタイプは国内外の一部地域での実証が進められ、今後の発展に期待をするとともに給排水の考え方を一新するものとなりました。


 第三部の懇親会では、約150名の参加者があり、研究会の方々が一同に介し社交の場として乾杯しました。歴代の会長理事を務めた方々からの挨拶、本記念会の運営にあたりご尽力された方々からの挨拶、ご来賓の空気調和・衛生工学会副会長の秋元孝之教授のご挨拶もいただきました。各々給排水に関して語り合い、和気藹々とした会になりました。様々な業界、先生方との交流ができ楽しい時間を過ごせました。

  

 

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